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住まいを選びは自分の価値基準を見直すきっかけ


中古分譲マンションを買って→フルリノベーションをして→売りました(今賃貸)
そんな一通りの住まいのイベントを経験した@Taka/高橋毅 です。

コミュニティのイベントにあった「『リノベーションで叶えたい暮らし』個別相談会」に参加したのですが、過去の自分の住まい選びを振り返りながらこのイベントの参加した価値の中核がどこにあるか考えてみました。この記事は住まいを既に選ぼうとしている人ではなく、住まいの事を最近あまり考えていない人に読んでもらえたら意外な発見があるかもしれません。

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一番最初に家の購入という観点で家探しをした時には、妻の中には「新築」「一戸建て」といったキーワードがあり、家探し開始当初は新築一戸建ての物件や新築マンションのモデルルームの見学に行ったりしていました。

この時の住まい選びはどちらかというと「箱探し」だったと今振り返るとそう感じます。ここから偶然テレビで見たリノベーションの物件を私(夫)一人で見学に行き、箱探しが段々と「箱に何を入れるか」「その箱で何をしたいのか」という中身の話に移っていきました。
幾度となく自分と妻と話し、住まいを通して叶えたい暮らしって何だろうという問いを繰り返した結果、冒頭にある通り中古マンションのリノベーションに行きついたわけです。

この経験から住まい選びが単なる箱の買い物ではなく、
自分および自分たち家族の“現在”における大切にしたい価値基準は何かを考える機会なのでは?
と思うようになりました。

今、何を暮らしの中心に据えたいか

住まい選びというとどの街に住みたいかとか賃貸か持ち家かとかどれくらいお金を掛けるかとかそういうWhatとかHowの話から考えていたのですが、この経験を通して思うのはwhyが明確になるとその後の分岐点がスーッと流れていくんだなということです。

ー自分たちがこの先5年-10年、暮らしの中心に何を置きたいんだろう?
ーそれを助けてくれる住まいってどうあったらいいんだろう?

こんなことを考えた時に自由度とコストの部分で両立する中古リノベーションは私たちにあっている選択肢でした。

未来と向き合うのは大変 

ただ、この工程が、作業が面倒くさい。
一人でやるにしても家族でやるにしても何から始めていいのか自信がないし、何を整理した方がいいのかわからない。
この時は初めてだったのもあり、原始的なやり方で物件を数多く見ながら自分たちの価値基準を探っていきました。なのでそれだけでも2-3カ月はかかっていたかもしれない。
当時は子供も1人で小さかったのでまだ身軽だったけれど、今は子供が3人だから同じように物件ありきで考えていくのは現実的ではなさそう。

今回「『リノベーションで叶えたい暮らし』個別相談会」に参加して思うのは、そのwhyの部分である「何を暮らしの中心に据えたいか」ということを色々な角度で整理してくれる機会だったなというのが一番の感想。
良かったなと思うのが抽象的な問いを抽象的に聞かないで具体的な条件から整理して近づいてくれること。


(事前アンケート抜粋)

事前アンケートや電話での事前ヒアリングがあり、アンケートで項目が出ているのを選ぶ形式だと自分の中の基準が言語化できていなくても感覚を具現化できる。
そうすると自分自身が気づいていない価値基準に気づいていってちょっとずつ解像度が上がってくる。
その上で面談があったのでどんな流れで進むのか楽しみにしていました。

どんな暮らしをしたいのか、から始める 

実際に2時間のカウンセリング(面談)でまず思ったことはとてもよく話を聞いてくれること。引き出すことがうまいなぁと思ったこと。
子供3人(3歳児と1歳児の双子)がぎゃあぎゃあ言ってても画面をのぞきに来てもリラックスした雰囲気を壊さず良い塩梅で話を進めてくれる。
私と妻は相談したいポイント、話したいポイントが割と正反対なので2人で話すとぶつかってしまう時があるけれど、第3者の人が入って整理してくれると家族の価値観を夫婦で冷静になって見えてくる。
妻が一番良かったと終わった後言っていたのは、自分の思いを聞いてくれてそれに合わせて自分が考えていなかったエリアを提示してくれたこと。
これはwhyがあるから、自分たちの調査では出てこなかった具体的なエリアが出てきたのだと思います。



これが一番最初の住まい選びの時に出会えたらなぁと思っていました。
自分や近い立場の家族と向き合うのは大変だ。
途中で口も出したくなるし、そもそも自分がどうしたいかなんて分からない。
そこを具体的な要素から、イメージしやすい所から事前に準備して当日話を引き出して、そして中核へ迫っていく。やっぱりプロだなと思う。
もちろん、具体的なコンセプトの設計や物件探しは次のステップで全員に初回からこれをやっていてはもたないから、次回のステップに進むとしたら、もしコンセプトに合致した物件が見つかったらリノベるさんと一緒に進めていくという条件はある。
それでも見つからなかったらキャンセルできるというのは事前に言われたのでそこは安心しました。










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Taka家の住まい選びの今後

Taka家は一度経験をしているので今回話を聞いてもらったことと得た気づきをベースに自分たちでももう少しコンセプトを考えてみようとなりました。
リノベるさんでは、希望の整理からコンセプト立案、コンセプトに沿ったから物件探し、設計から施工まで一気通貫で行なってくれるところが魅力。コンセプトの提案か、物件探しが今回ご一緒してみたいと今は検討中です。
また私たち家族は一度目の経験から各ステップを分解して自分たちで選んでいくのも今回はアリかもと思っています。
手間はかかるけれども、選択肢の柔軟性を重視して進めるというのもひとつかも。

今回相談会に参加して思うのは、住まい選びを箱選びではなく未来を考えるきっかけにできる機会になるかもという点。

これを自分や家族だけでやるのは重たいし面倒。

だからプロの手を借りて整理してもらったり言語化をしてもらうのは、住まい選びを考えていない人にカジュアルに受けてほしい。その結果、今の住まいに住み続けるのが一番という結果に行きつくかもしれない。
むしろそういう流れがもっと気軽にできるようになったら、住まいのことを楽しく考えられる未来に近づくのだと思いました。

そんな世界が来たら、Taka家は人生で何度リノベーションをやるんだろうとワクワクしてきました。また住まい選びが進んだらアップデートさせていただきます。





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